柿渋は、塗ると硬くなり、腐り止めや虫除けの効果もあるので、昔は漁網にも使われていました。ざるなどの入れ物に穴が空いて使えなくなったら、紙を柿渋を塗って貼り、穴をふさいでまた使えるように直しました。紙は手でちぎるとうまく貼ることができます。乾かすときは陰干しで、塗っては乾かし、乾かしては塗るを繰り返していくと、だんだんと濃くなっていきます。さらに、時間がたつことで、色は深みを増していきます。
本来は、ざるなどを大切に使う生活の知恵だった柿渋ですが、今はその美しさ、作りあげる楽しみから多くの人が、遊びとして柿渋を楽しむようになりました。
紙は古本などを使うと文字などが模様になってきれいです。組み合わせや何に塗るか考えていると、時間が経つのを忘れてしまいます。
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